登山に使うレインウエアは、ゴアテックス買っておけば間違いない!?
人によっては案外そうでもないかもしれません。
登山での三種の神器と言えば、
ではないでしょうか。
そして、レインウエアの話をするとほぼ必ず出てくるのが「ゴアテックス」という言葉。
今回はレインウエアの主に素材について書きます。
レインウエアの値段差
登山で使うレインウエアを購入しようと調べていると、例えば下のようなコロンビアのレインウエアの上下セット↓
なんでこんなに値段に幅があるのか。
もちろんブランド代もあるけれど、それ以上に関係するのが「生地」や「作り」。
上に紹介したコロンビアとマムートのレインウエアの説明にもなにやらそれっぽい言葉が並んでいますね。
マムートの方に「GORE-TEX」の表記があります。
これが例のレインウエアにつきものである「ゴアテックス」。
ゴアテックスとは要は生地の名前です(アメリカのWLゴア&アソシエイツ社が作った防水透湿性素材の商標名)。
これをを使ってるのかどうかも値段に関係してくる。
「登山に使うレインウエアは、ゴアテックス買っておけば間違いないよ」
よく聞きました。
さてどうしてゴアテックスを買っておけば間違いがないのでしょう?
「ゴアテックス」とは
聞いた事があると思う。レインウエアの他にも、靴や帽子様々なものに使われているようです。
水を通さない(防水)が、蒸気などは通す(透湿)という特性をもつのがゴアテックス生地(防水透湿性素材)です。
この動画がとてもわかりやすいと思います。
私は英語さっぱりわかりませんがそれでもゴアテックスの特性が伝わりました。
このゴアテックスという生地はアメリカのWLゴア&アソシエイツ社が作った生地で、他のメーカーが使おうとすると使用料が発生するために商品自体が割高になっているのだと思います。
しかしゴアテックスは各メーカーの様々な商品に使われています。(使われている商品には例のタグが付けられているようです)
これはゴアテックスがそれだけ優秀だからだと思います。それほど、信頼と支持を得ているという事。
ゴアテックス以外の生地ではダメなのか
じゃあゴアテックスを使っていない商品(例えばコロンビアのレインウエア)はダメなのか?それは必ずしもそうとは言えない。
コロンビアはゴアテックス生地を使わない代わりに自社で開発した「オムニテック」という生地使っています。
オムニテックの特性は「水は通さないが、蒸気は通す」という事。機能的にはゴアテックス生地と一緒です(防水性・透湿性の割合数字は違う)。
これにより価格を安く抑えられています。
ゾウさんは見た目一目惚れでコロンビアのを買いました。
ゴアテックスの中でも2層構造であったり3層構造であったり(例:モンベル)一番外側に使ってる生地の質はどんなものか、防水撥水効果の特長もそれぞれ違います。
また、ウエアそのものの作り(ファスナーを止水ファスナーにしている等)で各社違いはあります。
なので「ゴアテックスじゃないといけない」「値段が高いのじゃないといけない」という訳ではないです。
エバーブレス
登山でつかうレインウエアに必要なのは、ゴアテックスという言葉でではなく「汗の蒸気を外に逃がして、雨を中に入れない」という防水透湿性があるかどうかです。
ちなみに私が使用しているレインウエアはゴアテックス製ではありません。
finetrack(ファイントラック) エバーブレスフォトンジャケット MEN’S CB(セルリアンブルー) FAM0321 (S)
ゴアテックスのかわりに「エバーブレス」という自社の防水透湿生地が使われています。
購入の決め手は、伸びる生地でした。レインウエアなのに伸びるのです。ぜひ見かけたら手にとって伸ばしてみてください。
価格が高いものにはもちろんそれなりの理由があり、間違いないと思います。しかし、自分がレインウエアを使う状況・場面を考え、価格と折り合いがついたものを購入するのが一番だと思います。
近々雪山に挑戦したい。
-
前の記事
5月GW連休瑞牆山チャレンジ②登山開始から下山まで 2017.05.14
-
次の記事
ヒザ痛対策に買ったドクターショールのインソールを登山で試してきた 2017.05.31