雪山登山初心者!冬の北横岳に行ってきた話
- 2020.02.02
- 登山
まずはじめに
年始に予定されていた木曽駒ケ岳での雪山登山講習
それに向けて準備などをしてきましたが、
主催者の方から連絡があり
『中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイの点検整備の為、中止します』というお知らせがきました。
楽しみにしていましたが、これは仕方ありません。
別の講習に応募も考えたのですが、日程の良いツアーなどは満員
今シーズンは諦めて来シーズンに持ち越しとしました。
そんな事になるとは知らない年末年始に珍しくしっかり休みが取れた事もあり、友人と講習前に雪山装備の試用も兼ねて1月2日に北横岳に行ってきました。
主には冬靴とアイゼンを着けての歩行の練習です。
駐車場から
今年は暖冬なせいか、道すがら駐車場まで全く雪がありませんでした
スタッドレスタイヤに履き替えたものの、雪道を走ることはありませんでした。
駐車場からこれから向かう北横岳の方を見上げると白くはなっていますが、スキー場のコースを見てもまだまだの感じでした。
それでは
準備をしてロープウェイ乗り場に向かいます。
ロープウェイチケットはモンベル会員証、JAF会員証を提示すると割引価格になるので、持っている方は用意して行きましょう。
スキーヤーと登山者半々といった感じのロープウェイで山頂駅に向かいます。
以前来た夏の北横岳もとても素晴らしかったです。
しかし冬は雪のおかげで全く違った景色になっていました。
山頂駅から
山頂駅到着後しっかり準備を整えて行きます。
今回は数日後参加予定の講習の前に冬靴とアイゼンを試す目的できたので北横岳の山頂往復といった短めの工程にしていました。
早速アイゼンを付けて初めての歩行を楽しみたいのですが・・・
自宅で何度か練習したのですが、やっぱりもたつきます。
手袋着用のままアイゼンをつける練習をしたのですが、結局外しました(笑
手袋取るととても寒いです。
重い冬靴に、アイゼンを着用すると片足だけでも約1、8キロ
結構ずっしり来る重さです。
慣れるまでゆっくり転ばないように慎重進みます。
雪にアイゼンがよく効来ます 音も相成ってとても気持ちいい。
トレッキングポールを使って進みました。
景色 も素晴らしいです
北横岳ヒュッテに到着
景色を見ながら進んでるとあっという間に北横岳ヒュッテに到着。
坪庭を抜けた後の登りでヒーヒーすると到着する最高の休憩ポイントです。
ここでしっかり体を落ち着かせ汗を飛ばします。
間違っても暑いからと上着を脱いだりしないように。
ヒュッテから山頂はそれほど遠くありません
そして山頂手前で樹林帯を抜けると 一気に景観がひらけます
風
すごい風
先ほどのヒュッテで上着を脱いでると、間違いなくここで着込むことになると思いますが、風がすごいです。寒い 寒い 。
南峰、北峰と周り
北峰からは先日行った蓼科山が目の前に見ます
南峰からは南八ヶ岳方面が
友人と写真の撮り合いをしてさっさと山頂を後にします。
山頂では爆風でとても寒いのですが、樹林帯の中に戻ってくると風も無くポカポカでした。
来た道を戻る
あとは来た道を戻ります。
往復3時間もかからない短い登山となりましたが、アイゼンを付けた歩き方など勉強になりました。
やっぱり来てみないと分からないいざやってみないと分からないことだらけでした。
今回感じたのは、
・山頂で手袋脱ぐと5秒で冷たくなる
・サングラスはよく曇る事
アイゼンを付けての歩行は雪の上ではとても安心。
ただ、今回は雪が薄かったこともあり、雪だと思って足を置いたところが岩だったりするとズルッと滑ります。これには注意が必要でした。
初めての雪山登山の感想
冬にスノーボードでゲレンデに行く事は多くありましたが、その時は景色を楽しむ事はしませんでした。
今回改めて雪山の景色を堪能して、自分も含め多くの人が雪山に憧れる理由を実感できた気がします。
もちろん夏山に比べれば危険箇所も増えリスクが伴います。
しかし、それ以上に得るものも多かったです。
忘れられない充実した1日になりました。
近々雪山に挑戦したい。
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