八ヶ岳連峰チャレンジ「北横岳」三ツ岳、 雨池山もあるよ
八ヶ岳連峰を知るきっかけとなったは2017年の瑞牆山登山。
その時瑞牆山から見えた八ヶ岳連峰は「なんかゴツゴツした山がある」程度の印象でした。
その後、ネットで調べたり雑誌で特集があれば見たり、調べれば調べるほどに魅力的な山だという事が分かり、惹かれていきました。
八ヶ岳には最高峰の赤岳をはじめ、様々な難易度のコースもあり、 初級者から上級者まで幅広い人たちが楽しめる山ではないでしょうか。
その中で今回八ヶ岳デビューとして選んだコースは
●北八ヶ岳ロープウェイを使って山頂駅から北横岳へ
●少し戻って分岐を三ツ岳方面へ
●三ツ岳、雨池山を経て、また山頂駅に周回するコースです。
メインは北横岳なのですが、裏メインとして三ツ岳を通るコースとなります。
三ツ岳は岩場で高度感のある登山道で、数箇所の鎖場や急傾斜があります。
高度感のある場所が苦手なぞうさんが心配でしたが「進めなかったら、引き返そう」と前もって伝えて了承しました。
駐車場とロープウェイ
ロープウェイの始業が8時20分だったため、朝はのんびり駐車場に到着。
駐車スペースが600台あり、しかも無料!ありがたい。
十分にスペースがある為、8時頃の到着でも余裕で車を停めることができました。
準備をして、出発。
ロープウエイを使わない場合は駐車場内にある登山口から登りだします。
私たちはロープウエイを使います。
通常20分おきのところ10分間隔で運転中。
待ち時間もなく、乗れました。
(北八ヶ岳ロープウェイ-公式ページより、ゴンドラのクーポンが発行されています。印刷して持っていきましょう!往復券で200円の割引でした。通常料金期間のみ。)
ゴンドラ~北横岳ヒュッテ
ゴンドラを降りると標高は2237m。
坪庭と言われる溶岩大地が広がっています。
まずは坪庭を通って、北横岳を目指します。
坪庭周回は時計回りの一方通行のようです。
実はこの日2018年6月3日は八ヶ岳の開山祭の日で、
南は「赤岳」
北は「北横岳」
で行われることになっていました。
開山祭の影響か登山客の方も多く、登山道は渋滞気味。
途中有名な「縞枯」を見ることもできました。
縞枯れ現象(しまがれげんしょう)は、亜高山帯の針葉樹である、シラビソ、オオシラビソの優占林に限って見られる現象。木々が立ち枯れたり、倒れたりすることにより、遠くから見ると縞状の模様が見られる。
山の自浄作用とも木々の世代交代や天然更新とも考えられている。大規模な縞枯れは蓼科山や縞枯山などで見られる。
坪庭を過ぎ、樹林帯を登って行くと、北横岳ヒュッテに到着です。
開山祭の開始までの時間調整でしょうか、かなりの人が休憩していました。
山頂~三ツ岳
ヒュッテからは予想外に早く山頂に到着。
北峰、南峰共に到着です。
目に前に蓼科山がどーんと
残念ながら、南八ヶ岳方面の景色はガスがかかって見れませんでした。次回に期待です。
余力を十分に残して三ツ岳に向かいます。
前情報では今までにはないであろう険しい道の予感。
時間、体力と共に余裕を持って挑みます。
三ツ岳分岐~三ツ岳III峰→II峰→I峰
分岐には、確認を促す看板が。
今まで土の地面を歩いていたのに、分岐から一歩進むと大きな岩が重なり合った道に変わります。
常に次の足の踏み出す位置や立ち位置を意識しないと滑り落ちそうでした。
今までこういった緊張感がある登山道はなかったかもしれません。
コースの選択が難しそうな所には、〇や矢印でマーキングしてくれているのですが、その場所すらも、簡単には進めません...
岩が重なり合って積み重なり、ところどころ底が見えないくらいの、大きく深い穴となっている場所もあります。
その穴をまたいで一歩・・・なかなか踏み出せません。
そして、最初の試練といいましょうかIII峰の鎖場。
自分の何倍もの崖。
鎖があるものの、登りほぼ垂直な箇所もあります。
横に進みながら登っていきます、ビビリ気味のゾウさんですが、なんとか越えていきます。
III峰を越えて、II峰を越えて、I峰を越えて
おのおの鎖場を超えていきます。
時間はかかりましたが、踏破する事が出来ました。
レベルアップを感じました。
ゾウさんに後で聞いたら、最初の登りの鎖場が一番怖かったそうです。
高度感がありました。
I峰~雨池山~山頂駅
I峰を超えた後、急斜面を下リ、登り返せば雨池山。
山頂は樹林帯の中にあります。
そこを下ると大きく開けた場所に木道も整備され、縞枯山荘も見えてきました。
木道をしばらく進むと坪庭に入り、山頂駅に到着です。
三ツ岳のコースのような岩場の道は今までに経験のない登山道でした。
ほとんど平坦な場所もなく、常に不安定な場所に立っている事になります。
時間が長くなればなるほど集中力も切れてきますし危なくなります。
体力づくりはかかせませんね。
近々雪山に挑戦したい。
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