立山・雷鳥沢キャンプ場で初めてのテント泊デビューしてきた話

立山・雷鳥沢キャンプ場で初めてのテント泊デビューしてきた話

あっという間の梅雨明け
体がまだ暑さに慣れていないのに連日の気温30度越え

さすがに堪えます。

涼しいところに行きたい

気温の低い所
標高の高い所

去年の夏

富士登山
去年はマイカー規制前の7月の上旬に富士山に行く事が出来ました。

5合目付近まで自分の運転で行ったのでしが、車で登るほどに気温がぐんぐんと下がって行くのが体感できました。

明け方の駐車場付近の気温は7度ほどだったと思います。
寒かった・・・
(一般的に標高と気温の関係は100m標高が上がると、気温が0.6度下がると言われています。さらに風が吹く事で、体感ではもっと寒く感じることもあります。)

今年は・・・立山!

立山にテント泊!7月!

今年の目標としてあったのが「3000メートル級の山でのテント泊登山

その練習としてゴールデンウィークにテント泊登山を考えていたのですが、天気がパッとせず流れてしまいました。

どうしたものかと考えていたのですが、やっぱり行きたい。

いくつか候補の中から、

●初めてのテント泊でも大丈夫そう
●悪天候になっても避難できる山小屋などがある
●重いテント泊ザックでも歩けそうな道のり

以上の条件に合う中から、今回「立山」を選びました。

事前に抑えておきたい駐車場・チケット情報


交通手段はいつも通りマイカー。
長野県側からだと駐車場が扇沢になります。

この駐車場 ターミナル(トイレ)に近い方から、

第1・2駐車場 → 12時間1000円
第3・4駐車場 → 24時間1000円
市営駐車場 → 無料

機械式の入場駐車場になっています。

扇沢の駐車場に車を止めたら、トローリバス・ケーブルカー・ゴンドラを使って室堂に向かう流れ。

長野県側からだとこの乗り物の往復交通費で9,050円(2018年7月現在)。

今回は、行く日が平日ということで「平日割WEBきっぷ」を予約し8,290円になりました。
「平日割WEBきっぷ」は出発日が対象期間の平日であれば、復路が土日休日であっても利用できるそうです。

料金・割引情報は変更されている可能性があるので、公式サイトで確認してください。
立山黒部アルペンルート

休みも取れたので、ゆっくりできるように2泊3日の日程。
あとは天気だけ崩れないことを祈ります。

1日目「移動の日」

今回のメンバーは私とゾウさんと、友人の3名。
初日は雷鳥沢キャンプ場に行ってテントを張る事までを予定。

朝6時に自宅を出発。
約3時間の運転で扇沢駐車場に到着しました。

7月下旬の平日でしたが9時頃で無料駐車場は1つ2つ空きがあるかなー?位でほぼ満車。
私たちは第3駐車場に入れました。

第2駐車~第4駐車場はガラガラで好きなところに停めることができました。
第1駐車場は日帰りやダム観光の方でしょうか、意外と埋まっていました。

扇沢有料第一駐車場

扇沢の切符売り場で前もってWEBで購入していた往復切符をもらいます。
(ネットで前もって決済しておき、決済後に表示されるバーコードをスクリーンショットして持っていきました。印刷して持っていっても良いそうです。)

扇沢から平日割WEBきっぷで立山へ

最初の乗り物はトローリバス。
黒部ダムに向かいます。

扇沢からトロリーバス

10時半頃の便に乗り扇沢を出発したのですが、ザックを担いでいるのは私たち3人だけでした。

黒部ダム

以前、プロジェクトXを見て知った黒部ダム。本物は凄かったです。

時期的に観光放水もしていたのですが、自分が想像していた規模を完全に超えていました。

ダムの上を歩いて次のケーブルカーの駅に向かいます。

移動!移動!

黒部平駅
ケーブルカーで黒部平へ
そこからロープウェイで大観峰へ
最後にトロリーバスで室堂に

黒部ダムで写真を撮ったりのんびり進んだのでトータル1時間半位かかりました。

室堂ターミナル~雷鳥沢キャンプ場

立山テント泊水場

室堂ターミナルを出ると正面に雄山。
動画や写真でしか見たことがなかった景色が広がっていました。

売店で気になるビールを数本購入し、雷鳥沢キャンプ場を目指します。

ターミナル近くの「玉殿湧水」で水を汲んでから出発。

ビール+水でザックが24キロとなって初めて経験する重さになりました。
一歩一歩踏みしめ進みます。

立山、雷鳥沢キャンプ場へ向かう

途中、みくりが池や地獄谷なども通ります。
コースタイム通り、約1時間で到着できました。

重いザックを背負って歩くのは、ここだけなので、とりあえず一安心。

テントを張る

雷鳥沢キャンプ場受付
管理棟でテント泊の受付を済まし、テントを張ります。

平日ということもあり、そこまで混んではいませんでした。

何度か張っているMSRエリクサーなので問題なく完成し、初日の予定完了です。
立山雷鳥沢キャンプ場にてMSRエリクサー3

MSR 軽量 テント エリクサー3

入り口を雄山の方にしたので、テントの中から明日登る立山を見ながら一杯。
最高!

2日目「雷鳥沢キャンプ場~雄山~別山~雷鳥沢キャンプ場」

立山テント泊2日目
最高の天気となりました。

予定コースは、
一ノ越から左回り、新室堂乗越から雷鳥沢キャンプ場まで戻ってきます。

立山テント泊2日目雄山から別山予定コース

荷物はほとんどテントに置いて行きますので、かなり身軽に歩くことができました。
立山室堂山荘から一ノ越山荘の間にはまだ数カ所雪渓が。

一ノ越から見えた槍ヶ岳

やりがたけを立山一ノ越から
三ノ越付近で富士山も見えました。
一ノ越から雄山山頂まで浮石が多く、気をつけながら登りました。

雄山山頂到着。

雄山山頂でゾウさん待望の御祈祷と御朱印。(写真は下山後に撮ったもの)

立山雄山神社御朱印

私も他の方のブログで拝見して欲しかったTシャツをゲットしました。

雄山~大汝山休憩所

立山、大汝山
雄山山頂でほぼ満足した感じでしたが、今日という日は始まったばかりです。

初めてとなる高い標高での縦走とあって、切れ落ちた場所を通る箇所も出てきています。
コースタイム通りとは行きませんがなんとか進み、大汝山近くの大汝休憩所に向かいます。

映画『春を背負って』の舞台となっていた事もあり、是非行ってみたかった場所。

春を背負って

小屋でうどんを頂きました。
腹ペコで写真撮るの忘れました。

とても美味しかったです。

富士ノ折立付近からの内蔵助カール

立山一周

真砂岳を過ぎてから別山には下って登り返さなきゃいけないのですが、陽射しも強くなってきて、この辺りが一番きつかった。

しかし、別山からは楽しみにしていた剱岳が見える。
急いで行きたいけど、結構しんどかった。

剱岳は『劔岳 点の記』という映画で知り、興味を持ち調べました。

劔岳 点の記

別山~劔御前小屋~新室堂乗越

別山から剣岳
別山山頂に着くと目の前に剣岳どーん。

凄い威圧感を感じました。

「劔岳は人を寄せ付けない山」というのをどこかで耳にしたことがあります。まさにその通りに思えました。
しかし、同時に「いつかきっと」という気持ちが湧いています。

とてもまだ挑戦できそうな難易度の山ではないのですが、大きな憧れを抱きました。

劔御前小屋までくると、後は1時間半ほどの下り。

そろそろ疲れもたまってきたのですが、途中嬉しいイベントが。

室堂に着いた時から雷鳥を探していたゾウさん。
新室堂乗越分岐周辺で子連れの雷鳥さん発見しました。

雷鳥

ずんぐりむっくりで可愛い。

真っ白な雷鳥さんも見て見たいです。

テント場着。お風呂タイム

最後のサプライズのおかげで元気一杯でテント場に戻ってきました。

朝6時頃から約8時間ほどとかなりの長い山行となり、ハードでしたが、とても大事な1日となりました。

さて2日目は汗だくで帰って来ることだろうと考えていたので、お風呂を予定していました。
登山に来て、キャンプして、なんとお風呂にも入れますココ。

最高です!

テント場近くでは「ロッジ立山連峰」と「雷鳥沢ヒュッテ」で入れます。

お一人様700円。
外来入浴受付時間は10:00~18:30だそう。
ロッジ立山連峰

なんとなくでロッジ立山連峰さんの方に行ってきました。
とても清潔感ある小屋で、今日ここに泊まろうかと一瞬思ってしまいました。

お風呂は、シャンプー石鹸が置いてあり、シャワーが弱くなったり、強くなったり、熱くなったり、冷たくなったりしましたが、そこはご愛嬌。
とても気持ちよかったです。

そしてお風呂から上がった私は見てしまった。

メニュー表に書かれた「生ビール」

うまかったです。

缶ビールも買い足してご機嫌でテントに戻る。
いい感じのアルコールと疲れで早めにグッっすりと寝ることができました。

3日目「撤収!」

立山テント泊トロリーバスで帰る

3日めは撤収日。
しかも、台風の影響でどんどん天候が崩れる予報。

一番のバスで帰るべく風が強くなってくる中、急いで撤収。

さよなら、ありがとう雷鳥沢キャンプ場。

余裕を持って始発1時間半前に出発しましたが、帰りは登りが多め。
ポツポツ雨も降りだし、時折体が煽られるほどの強風もありました。

そんな中室堂ターミナルに到着。
お土産買って来た道を帰ります。

遠足帰りのバスの中はいつ乗っても寂しい感じ。

また来るよ 立山!

この記事を書いた人
カメさん カメラを持って登山します。キャンプも好き。
近々雪山に挑戦したい。
←ランキング参加中◎ポチっと押して頂けたら嬉しいです!

ぞうカメ日和をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む